https://diamond.jp/articles/-/206457 より引用
「パパ活」という言葉を生み出した交際クラブ「ユニバース」。交際クラブの認知のために生まれたパパ活がすっかり一人歩きする状況について、なにを思うのか。そして「お金はいらない」と話すパパ活美女の思いとは?
エステティシャンとして独立する資金を貯める目的でパパ活を始めたのに、いつの間にか不倫のような感じに…

「『パパ活』という言葉が、こんなに広がってしまうとは思わなかった」と苦笑するのは、日本最大手の老舗交際クラブ「ユニバース」の伊藤さんだ。
「パパ活」という言葉は、ユニバースが生み出したものだ。経済的に援助できるリッチな男性が、デートする時間の対価として女性に金銭を与える。パパ活は、これまで俗に「交際クラブ・デートクラブ」と呼ばれている業態が専門にしてきたものだった。
ユニバースは、多様化する「パパ活」に複雑な表情を見せる。
「“パパ活”という言葉を作ったのは約3年前。誤解されやすい『交際クラブ』のマイナスイメージを払拭しようと、弊社のマーケティング担当者によって生み出されました。『パパ活』という言葉を通して、交際クラブという業態の認知普及をはかったのですが、すっかり言葉が1人歩きしてしまって、パパ活サイトやパパ活アプリなど、競合相手も増えつつあります」
男女ともにハイレベルな人材を入会させることが勝負となるパパ活サイト。ユニバースも、面接を行って女性のルックスなどを厳しく審査しているものの、パパ活サイト『シュガーダディ』やパパ活アプリ『ペイターズ』など、パパ活かいわいはパイの奪いあいとなっている。さらに業者すらも戸惑わせるのが、パパ活という形態の多様化だ。その一つに恋愛市場としての需要があるという。
多様化するパパ活
「お金はいらない」と語る美女も
「『この薬で精子を殺せるから大丈夫だよ!』と勝手に薬を入れられそうになって、避妊具なしの性行為を迫られたときは本当に怖かったです」
おっとりとした口調で「パパ活の恐怖体験」を話すのは、エステティシャンとして働くレミさん(24歳・仮名)。パパとホテルに行った際、「殺精子剤」という海外の薬を使用されそうになったことが最も怖いパパ活体験だったという。そんな身も凍るような経験をしながらも、レミさんはどこか他人事のように柔らかな微笑みを浮かべ、パパ活について語り続ける。
「交際クラブに登録したのは、エステティシャンとして独立する際の開業資金を貯める目的でした。交際クラブってなんとなく怪しいイメージだったけど、登録するには男女ともに身分証明が必須だし、面接もあるという話を知人から聞いて、アプリや掲示板でパパを探すより安全かもと思ったんです」
ユニバースに登録したのは1年半前。当初はお金目的で踏み出したパパ活だったが、最近は男性とデートすることが密かな楽しみになっていると話す。レミさんによると、パパ活男性は若年化の傾向にあるようだ。ときには30代の若い経営者がパパとして現れることもあり、恋人のような関係になることも。癒し系の柔らかな空気をまといつつ、モデル級のスタイルも持つレミさん。彼女が「本気になってしまいそうで…」と語るパパは一体、どんな人物なのか。
「パパ活=おじさんって時代は終わりました。いま仲良くしている社長さんは30代半ばで、ルックスもいいし話も合うし、向こうがOKなら私は正直付き合いたいです(笑)。でも金融や不動産系など、いろいろな会社を経営している多忙な人なので、なかなか会ってもらえなくて」
もはや立場は逆転。目の前にいたのは、パパに本気で恋する美女だった。パパ活=対価としての金銭的援助は必須かと思いきや、お金はいらない、という女性はレミさんだけではない。
もはや不倫と変わらない!
パパ活=おじさんはもう古い
「私からお金はいらないよ、と言いました」と話すアヤコさん(27歳・仮名)は、清楚で知的な雰囲気の美女だ。OLとして働くかたわら、単なる好奇心で始めたパパ活で、思いがけない出会いがあったという。
「営業をずっとやっていて、もともと年上の人と話すのが好き。いまのパパはすごく良い人だし話も面白いので、だんだんお金を貰うことが申し訳なくなってきちゃったんです。好きになれない人とは、いくらお金のためと思っても関係が継続しなくて…いま続いているパパは、その彼だけ」
相手の男性は40代専門職で妻子持ち。こうなると出会い方が特殊なだけで、巷に転がる不倫となんら変わらなくなってくる。とはいえ相手の家庭を壊したいという願望や、真剣交際したいという思いがあるわけではないようだ。
「奥さんと離婚してほしいとまでは思わない。別に浮気やパパ活していても、バレなければいいじゃないですか」
お金も欲しいが恋愛もしたい。パパ活女性たちはどこまでも欲望に素直だった。
このように最初のきっかけが交際クラブだったとしてものちに純粋な男女の関係に発展するケースは少なくありません。
しかし最初からお手当を渡さなかったりケチったりするような男性にはそのようなチャンスが巡ってくることもないでしょう。
あくまで紳士的な対応を忘れずに、グリュデを楽しんでみては如何でしょうか?