映画バードボックスの世界観と考察
「目隠しを絶対に外してはいけない」
それがこの世界のルール。目隠しを外すことは死を意味している。
背筋が凍るような今後の受難を連想させる緊張感のある冒頭。主人公は二人の子供に徹底してルールを教えます。“何か”による感染を防ぐには、目を開けてはいけません。視覚がない世界で生存を図るしかないのです。
「それを見ることで死に繋がる」
このプロットは現代の情報で溢れた社会において、偽りの情報や不祥事により「信じる」ことの概念が揺らぎ始めている私たちは
「正しい情報を見抜くための力が必要となっているのではないか。」といった社会的なメッセージが隠されているようにも感じました。
世界観と考察
これは近未来の地球を舞台にした映画。
わかっているのは「それを見てしまったらいけない」ということだけ。
もし見てしまったら“それ”は、最も恐れているカタチとして目の前に現れる。それを目にした者は正気を奪い、自らの命を絶って死に至ります。突如訪れる人類の終焉。心に傷を負ったまま偶然逃げ込んだ避難場所で、強制的に共同生活を送ることになってしまった人間たちのドラマと主人公の心境の変化や葛藤を描いたsfスリラー。
タイトルのもなっているバード・ボックスとは『かごの中の鳥』という意味。生き残った者たちが共同生活を送り、自由がなく外に出ることができない家を比喩しています。そこではさまざまな人間模様や、人種問題、そして政治的思考が渦巻く、まさに現代社会の縮図のようなものではないでしょうか。
そして極限の状況下において、それぞれの人間がどのように対応していくのかを、まるで鳥かごの中の鳥たちを観察しているような客観的視点で楽むことのできる映画です。
あらすじ
思いがけず子どもを身ごもったアーティストのマロリー(サンドラ・ブロック)は、ある日突然訪れた世界の終焉と人類滅亡の危機に直面する。
残された幼い命を守れるのは彼女だけ。
生き残るためにできることは決して“その闇“を見ないこと。
マロリーは決死の逃避行を決意する―。
Filmarksより引用 https://filmarks.com/movies/81591
今年の日本を表す漢字は災害の「災」
2018年を表す漢字。2万票以上もの公募の結果、日本漢字能力検定協会が発表した漢字は「災」でした。たしかに昨年の日本列島は、記憶に残るような災害が多かったのを記憶しています。そして災害時に避難所に避難した時に最も問題になるのはやはり、人間関係だと言われています。普段プライベート空間が保証されている“家”という場所を失った上に、全く知らない赤の他人と強制的に 共同生活を送らなければならないストレスはきっと計り知れないものでしょう。
それに加えて被災中という不安の中での非日常の異常事態。余計に神経質になります。現在は核家族や一人暮らしの世帯が増え、ただでさえ人付き合いが希薄になる中である日突然、大勢の他人との空間の共有を共有されるのことは苦痛でしかないでしょう。災害よりも避難生活の方が辛かったという声が多いのも頷けます。
そんな状況では不安や恐怖などすべての現実から目を背け、現実逃避したくなるもの。
いっそなにも見えなければ楽なのに…
『バード・ボックス』は、いつこのような状況になってもおかしくない現代の日本において、ただのフィクションとして割り切れることができない不気味さを持つ映画といえるでしょう。
まとめ
ですがそういった絶望的な状況下において「希望」があるとするならばきっと、人との人とのつながりの中でしか生まれることはないでしょう。
「絶望」を感じる人間は恐怖に駆られ、死ぬことでその恐怖から解放されたいと考えます。それでも人は、他者と過ごす中で「「愛」と「希望」を探し、懸命に生きていくことを感じさせるような映画でした。
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